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●リマ・ホルヘ・チャベス国際空港 AC80便は9月13日(土)0時5分、定刻通りリマ・ホルヘ・チャベス国際空港に到着。飛行時間は5時間55分であった。尚、ペルーでは時間帯はUTC‐5を採用している為、此処からの時刻はペルー時刻で表記する。 入国審査上は長蛇の列が出来ており、通過に約20分掛かる。 先ずは現地通貨の調達である。ペルーの通過はヌエボ・ソル(nuevo sol/S/.)。S/.1≒35.8円である。手荷物受取所に両替所と現金自動預払機(ATM)がある。ATMでキャッシングを行うと、手数料を含めてS/.1≒36.25円。一方、予め成田国際空港で日本円をドルに両替しておいたのであるが(レートは$1=110円)、両替所でドルをヌエボ・ソルに両替すると、S/.1≒$0.345。実質、S/.1≒38.1円である。因みに、両替所では日本円から直接ヌエボ・ソルに両替することも可能であるが、レートはS/.1≒45.45円である。旅行書等でペルー訪問時にドルの持参を勧めているのは、このせいである。とは言え、日本円が直接ヌエボ・ソルに両替可能ということは、それだけ日本人観光客が多いということの表れであろう。尚、税関は税関申告書を提出するだけで荷物を開封されることは無く、難無く通過。 5時45分発の、クスコ(Cusco)・アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港(Alejandro Velasco Astete International Airport/Aeropuerto Internacional Alejandro Velasco Astete)行タカ航空(TACA Airlines/Aerolínea Taca)TA7便に乗り換えることとするが、5時間も待ち時間がある。とは言え、5時間でホテルに宿泊するのも阿呆らしい為、空港内で時間を潰すこととする。ホルヘ・チャベス国際空港は24時間営業で、深夜でも多くの店舗が営業している。特に、フードコートが意外と充実しており、マクドナルド(McDonald's)やダンキンドーナツ(Dunkin' Donuts)等が入居している。ペルーと申し上げると発展途上国という印象があるが、ホルヘ・チャベス国際空港は想像以上に綺麗で、充実している。 大して腹は減っていないが、何も注文せずにフードコートにおるのも如何なものかと思う為、マクドナルドにてフライドポテト(Mサイズ)とコカ・コーラ(同)を注文。フライドポテトがS/.4.50(約161円)、コカ・コーラがS./5(約181円)と、思った程安くない。S/.20札(約716円相当)で支払うが、何とS/.20札でも店員は透かしを見て偽札かどうかの確認を行う。フードコート内では小生の他にも多くの客がいる。日本人の姿も散見される。ペルーと申し上げると治安が悪いという印象があるが、少なくともホルヘ・チャベス国際空港内については治安は問題なさそうである。 薬局で、高山病予防薬である「アセタゾラミド(Acetazolamide)」を購入。S/.80(約2,864円)である。アセタゾラミドは主として緑内障治療薬として使用され、日本では処方箋が無いと購入出来ないが、ペルーでは薬局で処方箋無しで購入可能である。 ●リマ・ホルヘ・チャベス国際空港→クスコ・アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港 TA7便に搭乗。搭乗口から航空機迄はバスでの送迎である。エコノミークラスに搭乗、定刻通り出航。座席は約3/4埋まっている。使用機材はエアバス319。エコノミークラスの座席配列は3×3列である。 乗客は欧米人が多い。機内では飲物の他、パンや飴が供される。 ●クスコ・アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港→クスコ市街 TA7便は7時5分の定刻より15分も早く、クスコ・アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港に到着。搭乗橋は無く、徒歩にてターミナルに向かうこととなる。アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港は、標高3,310mに位置する。スーツケースを持って少し歩くだけで、息が切れそうになる。空港周辺にも民家が密集しており、丸で大阪国際空港(伊丹空港)の様である。 タクシーにて市内中心部のホテルに向かう。空港から市内中心部迄約4qである。料金はS/.8.5(約304円)と安い。ペルーでは、タクシーは自家用車の上に社名表示灯を設置しただけのものが多い。然も、車両は可也古い。日本では自家用車でも見掛けない位古いタクシーが殆どである。側面がぼこぼこになっているタクシーも珍しくない。 空港‐市街間の道路は、舗装はされておるが、立派な道路が整備されておる訳ではない。沿線は、スラム街とまでは申し上げないが、とても高級住宅街とは申し上げることが出来ない雰囲気である。行き交う自動車はぼろぼろのものばかり。日本車や韓国車が多く見受けられるが、明らかに中古車ばかりである。中には、日本語で企業名(及び電話番号)が入ったバン、挙句の果てには派手な幼稚園バス(日本の幼稚園名入)が(恐らく)一般の送迎用バスとして迄走行しており、大の大人が多数乗車している。此処まで来ると、吹き出しそうになってしまう。 ●クスコ市街 アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港から約20分でホテルに到着。この日から2泊するホテルは、「オテル・サンアグスティン・インテルナシオナル(Hotel San Agustín Internacional)」。クスコは午前中にフライトが集中することもあり、殆どのホテルは朝からチェックイン可能であり、当ホテルも9時からチェックイン可能である。早速チェックイン。部屋が未だ片付いていない為、暫くロビーで待つよう案内される。その間、コカ茶(Coca tea/Mate de coca)が振舞われる。コカ茶とはその名の通り、コカの葉に湯を注いで戴く茶である。コカの葉はコカインの原料となる為日本では所持自体禁止されているが、コカ茶には高山病の症状を緩和する効果があることから、ペルーでは極一般的に飲まれている。見掛けは緑茶そっくり、味も濃い緑茶の様で、飲み易い。 程無く、部屋の準備が出来たということで、部屋に案内される。長時間の移動で疲れた故、仮眠を取ることとする。 昼前に起き、クスコ市街へ繰り出すこととする。途中、多少客引はあるものの、それ程しつこくはない。また、横断歩道では行き交う自動車は停まってくれることが多い。クラクションが鳴り捲り煩いといった感じはしない。思ったより交通マナーは良い様である。 「クスコの市街(City of Cuzco/Ciudad del Cuzco)」は、ユネスコ(UNESCO)の世界文化遺産に登録されている。クスコは人口約32万人。高度な文明を築いた旧インカ帝国(Inca Empire/Imperio Inca)の首都であった。太陽を崇拝した人々は、「金の輝きは太陽の輝き、金は太陽の涙」と考え、神殿や宮殿を黄金で華やかに彩った。然し、1533年、その豊富な黄金を狙ったスペイン人によってインカ帝国は滅ぼされた。因みに、「クスコ」とはケチュア語で「臍」の意である。また、「インカ」とはケチュア語で「太陽の子」の意である。 クスコの中心は「アルマス広場(Plaza Armas/Plaza de Armas)」である。クスコが臍なら、アルマス広場は「心臓」とされる。アルマス広場を囲む様に、「カテドラル(Cathedral/Catedral)」の他、多くの飲食店や店が林立する。アルマス広場周辺は多くの観光客で賑わっている。欧米人が多いが、日本人も散見される。観光警察(Tourist Police/Policia de Turismo)という観光客専門の警察が巡回を行っており、治安は問題なさそうである。 先ずは昼食を戴くこととする。レストランで「ロモ・サルタード(Lomo Saltado)」(S/.33(約1,181円))を注文。「ロモ・サルタード」とは、牛肉や玉葱等を炒めたもので、御飯に添えて戴く。ペルー料理の代表格である。一見、日本でも見掛けそうな料理である。味も癖が無く、実に食べ易い。尚、欧米諸国同様、水は有料であり、S/.4(約143円)である。「ロモ・サルタード」もそうであるが、観光地だからであろうか、予想以上に食事代は高い。これでは日本と大して変わらない。 この頃から、徐々に高山病の症状が出て来る。頭痛、目眩、吐気、食欲不振と、まるで風邪をひいた様な感じである。それもその筈である。ホルヘ・チャベス国際空港は標高34m。一方、此処クスコ市街は標高3,399m。たった約1時間で3,350m以上上り、到着して7時間程経過している故、寧ろ症状が出ない方がおかしいのかも知れない。 食後、カテドラルに入場。入場料はS/.16(約589円)。1550年から建築が始まり、完成迄100年を要したという威風堂々とした聖堂である。中には多数の宗教画が飾られている。 (※カテドラル内は写真撮影禁止の為、写真は無い。) アルマス広場近くのアトゥンルミヨク通り(Hatunrumiyoc Street/Calle Hatunrumiyoc)は、石組の壁が続く通りである。この石組は「剃刀の刃1枚すら通さない」と言われる程ぴったりと積み上げられている。それが四角形の石ばかり積み上げられているのであれば特に驚かないのであるが、驚くべきは、この石組には多角形のものが相当数含まれていることである。中には「12角の石(12 angles stone/La Piedra de los Doce Ánguios)」がある。当然、多角形であればある程他の石と合わせ難くなるが、それがぴったりと合わさっているのであるから、この石組を造った技術には驚愕せざるを得ない。因みに、多くの石組がある中、どれが12画の石かを探すのは相当大変であるが、と或る現地の小父さんが指差して教えてくれた。 アルマス広場周辺では露天が少々ある他、小さいスーパーマーケットもあり、水は容易に入手出来る。スーパーマーケットで500mlのペットボトル入の水を購入。S/.1である。スーパーマーケットの店員はきちんと"Gracias.(有難う。)"と言う。中華人民共和国等の社会主義国とは異なり、売ってやる、といった態度では全く無い。尚、特に露天の店員の多くはインディオの女性であるが、殆どの人が派手な民族衣装を着用しており、一目で現地の人だと分かる。 ホテル近くで夕食を取ることとする。アルパカ(Alpaca)の肉料理を注文。アルパカは南米原産のラクダ科の家畜である。高地に順応しており、主に体毛を加工用に利用されるが、肉も食べられている。アルパカはクスコ市街でもたまに見掛ける。肉はやや硬いが、中々美味い。飲物は「インカ・コーラ(Inca Kola)」を注文。インカ・コーラは、ペルーではコカ・コーラやペプシ・コーラを抑えコーラシェアbPである。ただ、コーラと申し上げても、見掛けや味はコカ・コーラと全く異なる。色は黄色で、炭酸は強くなく、甘味が強い。どちらかと申し上げると、嘗て日本コカ・コーラが販売されていた「メローイエロー」に近い。 日没後、再度アルマス広場に行ってみると、美しくライトアップされていた。 |
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